元陸軍少尉の小野田寛郎さん死去 講演会 自然塾
元陸軍少尉の小野田寛郎さんが死去されました。
小野田少尉と言えば、大正11年、和歌山県亀川村(現海南市)で生まれ、
陸軍中野学校二俣分校でゲリラ戦術や情報戦、破壊工作を学び、
昭和19年に卒業。
よくある、「生きて虜囚の辱めを受けず」の教えではなく、
たとえ、国賊の汚名を着ても、どんな生き恥を晒してでも生き延びよ。
できる限り生きて任務を遂行するのが中野魂である」と教わったそうです。
そして小野田寛郎さんはフィリピン・ルバング島に派遣され、
ゲリラ戦を指導せよと命令を受け、
以後、大東亜戦争終戦後も敗戦を信じず、
フィリピン・ルバング島に30年間潜伏を続け
朝鮮戦争・ベトナム戦争で米軍機がいっぱい飛んでるのを見て、
「大陸の日本軍が攻勢に出た」って思っちゃったようです。
そしてそのままゲリラ戦を継続し、1974年に日本に戻りました。
その後、小野田寛郎さんは近代化された日本に適応できず、
ブラジルへ移住し、牧場を開業。
1996年に再びルバング島を訪れ、学校に1万ドルを寄付した後、日本に帰国。
凶悪な少年犯罪が多発する現代日本社会に心を痛め、
祖国のため健全な日本人を育成したいと、
平成元年には小野田自然塾を開設し、
ルバング島での経験を基にキャンプ生活を通した野外活動などで
ボランティアの育成などに尽力。
近年は都内で生活し、国内各地で講演を行っていた。
日本人ここにあり!!
心より哀悼の意を表します。